日本では、発信や停止のときにすぐつけたり消したりできるようにスイッチは便利な手元に置いています。つまりライトは頻繁に点滅するもの、という前提で作られています。
配線や接点類の寿命もそれに合わせて考えられています。頻繁にライトをつけたり、消したりする日本人の習慣は、戦後の物がなくなり、ガソリンが高かった時代の考え方になっています。
確かに昔は発電機の容量も低く、バッテリーも今ほど高性能ではなかったから、信号待ちのたびにライトを消してやらないとすぐにバッテリーが上がってしまうといった事情もあったのです。現代の車ではそういうことはまずありません。
国産車でもライトを点けっ放しの方がむしろ寿命が延びるくらいなのです。そろそろこの考え方は変えて、安全のためにもヘッドライトは消さない、という考え方にした方がいいのかもしれません。
輸入車に乗るにあたっては、こういった考え方の違いやなぜそうなっているのかといった思想の部分まで理解して使ってやることによって、初めて満足を得られるものだと思います。
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